2013年11月7日木曜日

プレサンス<3254>今期はおそらくピッカピカの決算 しかし来期は反動減が恐ろしい

プレサンスコーポレーションが14年3月期第2四半期決算を発表しています。

プレサンスコーポレーション【3254】、上期経常は18%増益で着地 | 決算速報 - 株探ニュース
プレサンス <3254> が11月5日後場(13:30)に決算を発表。14年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比17.7%増の85.2億円に伸び、通期計画の98.9億円に対する進捗率は86.2%に達し、5年平均の68.3%も上回った。

四半期毎にばらつきが出てしまうので、2Qの伸びは今一つでしたが、累計としては良い決算でした、売上+29%、最終利益+27%ですから文句のつけようがないです。


念のため、利益率を調べてみましたが、売上原価が前期より上がっていて売上高利益率は27%から24%に落ちています。販売管理費は抑制傾向です。上期の懸念と言えばこの点だけです。


さらに例によって在庫状況と、期中契約高の推移を調べてみました。

販売在庫は豊富にあります。


 仕掛不動産は前4半期と変わらず。


特筆すべきはやはり期中契約高です。過去の四半期の平均の2倍程度あります。9月までの契約であれば引き渡しが4月以降でも消費税5%ですので、この駆け込み需要がものすごかったことが分かります。


9月末で契約残高が約340億あります。この大半が今下期に売り上げに化けると思われます。会社予想から逆算すると今下期の売上が約170億ということになっているようですが、あまりにも控えめすぎるので、おそらく今3月期は大幅に上方修正するのでしょう。

そのかわり今下期の受注は相当冷え込むことが予想されますので、株価には中立くらいかもしれません。



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2 件のコメント:

  1. いつも参考にしています。
    一時的な恩恵が得られたといったところでしょうかね、
    リーマン後の安値で仕入れた分の販売が終わり、利益率は下がっていえうのでしょうかね

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    1. ぴよたんさん

      コメントありがとうございます。本当に一時的な恩恵です。それも巨大な(笑)。プレサンスに関しては駆け込み需要がなくても増収増益だったと思っています。

      どれだけ期末までに引き渡せるかによりますが、もし今の契約残高程度引き渡せたとすると売上は700億近く行く計算です。これは前期に対して65%増の数字ですから、空前の増加率になります。もちろんそこまで行かない可能性もありますが、来期の反動減は避けられないと考えています。オリンピック特需もありますので、どの程度の反動かを見極めに行く段階だと思ってます。

      利益率については東日本大震災の影響で、労務費が高騰していますので、今後はある程度低下するのは仕方ないところでしょう。あとは市況次第ではないでしょうか。

      14年3月期第3四半期の受注動向に注目しています。

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