2014年6月6日金曜日

配当の正しい考え方~フィッシャーの「超」成長株投資

「フィッシャーの「超」成長株投資」より前回(いつ売るべきか(その2)~フィッシャーの「超」成長株投資 - バフェット流バリュー株投資で資産形成+)の続きです。


増配ではなく再投資を選ぶということは、こうした点-つまり、所得税や仲買手数料を引かれて目減りする配当金を株主に手渡すより、その資金の100%を会社の事業のために活かせること-の他にも株主にとってメリットがあります。投資すべき株を選ぶのは簡単なことではありません。投資した企業が増配をめぐり議論をしている最中であるとしても、投資対象として優れているのであれば、企業の選択に間違いはないのですから、新たにそれと同等の投資先を探してひどい見込み違いをしてしまう可能性を考えれば、有能な経営者に内部留保を再投資したもらうほうがはるかにリスクが小さいのです。(P202)

配当金は企業が利益を出すときに一度、株主が配当を受け取るときにもう一度、合計二度税金を払っているため、非効率であるとバフェットも述べています。
 
一番大切なのは、配当の支払いを優先すべきあまり自ら成長の芽を摘んでいるような企業の株式の株を買うべきではないということです。(P204)

理論的に最終利益は株主のものだという理解が大切ですね。最終利益を内部留保して再投資するのか配当として株主に支払うのかは経営者の判断ですが、株主とすれば株主の利益を最大化するように資本を再配分にしてもらいたいものです。ちなみにグーグル、アマゾンは無配で全額再投資しており、この方針は当然であると私は考えています。



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